妹に母を見たいのなら、お客様ではなく、
雅子の代わりに朝のトイレの介護をするように再度提案する。
栄子は喜んで約束どうり九時きっかりに到着する。
わたしは九時前に来ても構わないという。
いつものように、食卓へ。
父親は母のようにじつと座っていられないらしい。
しんどいと言ってすぐ横になるらしい。
然し、意識は確りしていて、あれしてこれしてと言うらしい。
妹はかいがいしく世話しているのが手に取るようにわかる。
その点、母は目をつぶっていて物足りないが、今日は、偶然目を開けている。
Le Haut-Medoc de Giscours 2008
栄子は喜んで、明日また来るという。
血縁とはこんなものだろう。
香りと色は魅力ないが、
酔いは快くよい。
母に挨拶して父の介護のために帰って行った妹の姿を見ると
心から満足する。
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