国境越えの前夜、ガイドと一緒に夕食を食べた。
漢字とハングル文字が壁に貼ってあるがチベット文字語がない、ここはどこの街なのかそう思って食べていると、鞄を持ったネパール人がマネーマネーと言いながらやってくる。
1,500元を両替すると17,850ルビーであった。
翌朝八時みんなでネパール人のコックがつくるパンとコーヒーと卵目玉焼きの朝食を食べる。いよいよ国境越えだ。
わたしの部屋の窓から見える左側のつづれ折りの道を下って行って谷川を挟んだ右側の山側がネパールとのこと。橋が架かっていて中根隧道の出国手続きをして友誼橋を越えればネパールだと説明してくれた。
中華人民共和国聶拉木海芖の事務所の前で車を止めてガイドが書類をもって入って行った。
チベットはガイドなしでは動けないという事は旅行が難しいのではなく中国政府に提出する書類のノウハウがないので難しいということがよくわかった。
この渋滞している道は国境に連なる友誼隧道。
軍の迷彩服に似た中国人の姿が見える。
チベットの高山道路を踏破したツーリスト。
ガイドはまもなく始まる出国手続きまでいてくれる。
やたら漢字が目に入る。
どこを通って行くのとガイドに尋ねると指をさす。
DEPARTUR 出境 一番上の文字がチベット語かネパール語だろうとか ?
बाहर निकलें ヒンディー語ならこのようになる。どこか似ているという事は文化的にも地理的にも近いということが解る。わたしはいちばん上の文字が読めない。
ドアが開いた。
ありがとう、お世話になりました。お元気で
さようなら。
中根通道という漢字から中国とネパールの隧道と理解した。
風景が一変する。
この橋が今朝ホテルから見えた谷川の友誼橋だろう。
鉄の柵の門を出るとここはネパール 。
こちらでも軍の迷彩服を着た男がいる。
振り返るともう鉄の柵の門が閉じられている。
ネパールの入国手続き。
一緒にいたツーリングの人はわたしにお先にと挨拶して坂道を下って行った。
ネパールの僧侶。 仏教徒なのだろうかヒンズー教徒なのだろうか。
坂道を荷物を背負って登って行った。
こどもを背負った女の人がわたしの前を歩いてゆく。
わたしはこれからどうしたらいいのだ ・・・・・・・ 。
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