目を覚ますと母が咳をして苦しんでいる。
起きてみると口を開けている。呼吸がしにくそうで、酸素不足が頭によぎる。
ベッドをお越し歯ブラシとスプーンで詰まった痰をとって、落ち着く。
母は眠りに入るが顎を閉じない、様子が変である。
顎をマッサージして口を前後に動かして
閉じようとするも硬直して硬く閉じない。
ひょっとすると顎が外れているのかもしれない。
さて、どうしたらいいのだろう。
とにかく主治医と相談しよう。
幸い母は気持ちよく眠っている。
熱を測ると35.6℃二回目35.9で36℃を越えないので発熱がない。
息も荒くなく平常で苦しそうではないが、顎が閉じないので口を開けたままになっている。
口の中の痰をとるとき目を開くのでこん睡状態ではない。
顎を入れる方法を試してみるが入らない。
母は目を開けて私を見ている。
顎の整復についてどうしたらいいのだろう。
空中カルテを見て、伊藤医師が見える。
口を開けている原因が顎のはずれによるのか
ベッドを倒して母の顎の抜けているのを確認する。
やはり顎のはずれによる。息は良くなっているとのこと。
いとうまもる診療所田中さんより電話あり。
臨空泉佐野市民病院大前医師に連絡を取って連携しました、
松田さんが伊藤医師の紹介状をわたしのところに届けるのでそれを持って
診察してください。
有難うございます。救急車で搬送します。
まもなく、いとうまもる診療所の松田さんが紹介状を持参してくれました。
救急車の中でバイタルが室内に電子標示される。
呼吸酸素98から97を行ったり来たり、血圧120 80で一定 脈拍88から80に下がって安定。
バイタルは正常だったので、特段心配はなかったが、顎が入るのか不安だったが
一瞬口に手を入れたかと思うとぐっと下に押し込んで引き出すように持ちあげ整復した。
8,860円、思わずたあかぁ~。福祉タクシーを市民病院より自宅まで利用した値段。
大前医師はものの数秒で母の顎脱臼を整復する。
母の朝の騒ぎ無事解決して自宅で休んでいます。
帰り大前医師から預かった手紙をいとうまもる診療所の田中さんに手渡す。
田中さん、大前さんいい先生でしゃろ。
私、ほんとにものの数秒でした。
専門医です。
医師にコツを教えてほしいと申し出るも、笑ってなにも返事してくれず。
口の開け過ぎを防止するために三角巾で口の開きを制限する。
自宅にておむつを交換し、お尻を洗い褥瘡予防処置をして
食卓へ。昼ごはん。
口を開ききらないようにタオルで口を制限して
ラコール200cc牛乳200cc白湯200ccを飲む。
体温35.7℃
朝からの騒ぎが一応治まりました。
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