2013年10月1日火曜日

在宅介護の地域連携医療



三宅さんから朝電話が入り、お母さんどうですか。
息が荒いが寝ている。前回の右肩脱臼の時の母の様子を思い出していたのです。
救急車を呼んだ時相当苦しんでいました。今回も脱臼しているので前回と同じように痛いはずです。





脳の機能の障害者は、痛いことを表現できないと考える方が自然です、しかも前々日まで通常に左腕が機能していたことから考えて最近脱臼したのです。これは間違いありません、とすると一刻も早く整復してあげることが一番いい結果になると思えるのです。



呼吸の回復が今一番優先しているが、食事の飲み込み時でも痛さを堪えていて
思い切り咳もできなかったのでしょう。それが不自然な嚥下になったのです。

だから痛さのために目を開けていたのだと思われます。

三宅さんは、それでは痛みどめを先生と相談して出してもらいましょう。とのことわたしはダニエルのさんぽがあるので、いないかもしれませんが、雅子がいるのでよろしくお願いしますと言って外出する。

散歩から帰ると三宅さんが今帰ったとのこと。
手紙があると言ってテーブルにある手紙を見せてもらった。





小阪様
血圧114/68 脈拍95 体温37.1 酸素93%
昨日に比べ胸の音は劇的に良くなっています。喉あたりに時々痰が絡むゴロ音があります。
鎮痛剤を朝夕一錠ずつ服用されてください。
左肩がかなり腫れているようなので湿布薬よければ処方をお願いしますが。





三宅さんが帰り暫くすると
いとうまもる診療所の田中さんから電話が入る。

お母さん脱臼で痛そうだと訪問看護から聞きました。
お母さんの脱臼の整復についてこちらから永山病院に連絡取ってみましょうか。
はいお願いします。今排便をとっています。母の脱臼を早く治したいと思っていたので、そうしていただけると助かります。




永山病院の地域連携課の川瀬さんに手配しましたので
お母さん整形外科ですぐ治療してもらえるそうです。
永山に行ってくださいとのこと。
母にラコールと薬マドパー、センノサイド、マグミット、セレコツクス錠100mgを飲ませて車に乗せてゆく。






川瀬さんは玄関にとめた車から母を車椅子に載せ整形外科に連れて行ってくれた。わたしは駐車場に車を入れて受付を済ませ母のもとに行くと、医師と面談する。
いつごろからですか。三日前です。三日経っていると整復が難しくなるようで一応レントゲンをとってと二か所と指示して、やっぱり脱臼していますね、今から入れてみますと言って処置室へ行く。

暫くして入りましたと言って出てきて、医師から骨のレントゲンの映像を見ながら詳しい説明を受ける。






一週間ほどしたらもう一度来てもらえますか、わたしは母を連れて来るのは難しい。と答える。
いとうまもる医師に任せてもらいたいと申し出る。医師はそうするかと言って、脱臼は腕を後ろに持ち上げると抜けやすいので前から介護するようにとのこと、後ろから抱き上げると腕が上がり抜けやすいので注意してください。




会計を済まし係りの方が駐車場まで車椅子の母を介助してくれました。
偶然いとうまもる診療所のかたと出会う、小阪登久子の地域連携依頼書を持ってきたとのこと。ありがとうございました。母の脱臼は綺麗に治まりました。




家に帰ってきて牛乳200cc、ラコール200ccを飲む。
咳も強くするようになる。
飲みっぷりも元通りに飲む。
苦しいことがないとこんなに勢い良い咳をする、よほど痛かったのだろう。
咳をすることも辛かったのだと思える。




平和な顔をして眠っている。




母のことがすべて解決して



私たちの昼飯を頂く。





なんだか食事と言うよりは安堵感が強い。





母は気持ちよく眠っています。




みなさまのおかげで落ち着きました。










 

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