朝の食事へ花が招いてくれる。なんと豪勢な朝食だろう。
食卓に花があるのは。
ピンクの暖かい色彩が朝の食卓を一層楽しいものにしてくれる。
母の死からひと月が経ち、お世話になった人々へ挨拶のため訪問する。
そして初めて気づいたことがある。
今も働いていて帰りの遅く朝の早い人がいること。
仕事や肉親の介護で家を空けて日中夜留守にしている人がいる。
嬉しいことは早速お電話をいただく。
もっと嬉しいことは、
ご自身たちの日常の大変さも気づかせない私のために気遣ってくれる優しさです。
花のある朝の食事をいただきながら雅子と現役時代を思い出していた。
ガリラヤにもどったペテロやヨハネ、ナタナエル、トマスたちの朝を思い描く。
またもとの生活にもどった私たちの朝のように。
そこには暖かい人が喜びの食卓を花で飾ってくれたように、彼らにも
食事を整えてくれた人がいた。
「さあ来て、朝の食事をしなさい。」 と。
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