2014年4月24日木曜日

ワインと昼食と午後

 
 
オバマ大統領が国賓として来日しています。数寄屋橋次郎の寿司もさることながら、
領有権の係争となっている尖閣列島についてアメリカ大統領は日米安全保障の対象となると明言した。環太平洋経済連携協定の貿易交渉も大詰めを迎えている今、ますます中国との対決色が濃くなった印象を持つ。
 

 
 

東西インドシナ海領域の実効支配権、シリア、ウクライナ内戦状態、朝鮮半島の南北対立等の冷戦時代を思わせる自由主義諸国と共産権諸国の対立が明白になってきた。



オバマ大統領は北朝鮮による拉致被害者の家族の人たちとの会談も持たれた。
とうとうアメリカは中国とロシアに対しての交渉に腹をくくった感がある。


イラクやアフガニスタンへの軍事介入が必ずしも思わしい結果をアメリカにもたらさなかった。サブプライムによる金融機関の金融倫理の消失と世界の正義の秩序を問い直さなければならない自由主義の価値観の再評価に費やした時代にオバマ大統領は巡り合っていた。




そして残ったのはお互いの人権と個人の思想信条と行為の自由の尊重を基盤とする政治である。



武力を用いて脅迫や相手の無知や弱みに付け込んだ悪だくみな策略による領土の略奪は国際社会が許さないこの見識は一人一人の個人の信条によっても支持できる。




ダニエルは窓の猫に関心があります。



母は何に関心があるのかわかりません。



人は感心によって物事を他者と共有できる事実に感謝したい。



人間はコミュケーションを必要とすること、自分の思うことを黙ってはおれない徳性にある。

ハンナアーレントの言葉によるならば、『人間からかれの思想を公にする自由を奪う外的権力は、同時にかれから考える自由を奪ってる。 われわれが自分の思想を伝えまたかれらの思想をわれわれに伝えるべき他の人びとと、いわば共同して考えることのうちにこそわれわれの思考の「正しさ」の唯一の保証がある。』と述べてる。
わたしもそう思う。







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