「あなたの死者は生き、彼らのなきがらは起きる。ちりに伏す者よ、さめて喜びうたえ。あなたの露は光の露であって、それを亡霊の国の上に降らされるからである。」
 
 
 
 
春を待つ森に白い雪が降る
 
若葉から木蓮が咲いた便りが届いたのに、雪が降る。
昼に降りだし、いったんあがっていたのにまた夜中に降りだした。
雪のなかにみ言葉を戴く。
あなたの死者は生き、彼らのなきがらは起きる。ちりに伏す者よ、さめて喜びうたえ。
あなたの露は光の露であって、それを亡霊の国の上に降らされるからである。 
春を待つ森で雅子とまた新たに暮らす。
  
 
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