雅子はダニエルのトイレをかたずけて、彼の朝食を用意してカーネーションを見る。
ストーブがLに設定しているのになかなか静かにならない。いつまでも燃え続けている。
窓から見える空が冷え冷えとして美しかった。ダニエルと自転車で走る。
もう栄子は日赤についているだろうか。
母をお起しトイレをさせて、折り紙をして遊んだとのこと。ラコールを200ml飲む。
健ちゃんが母を見舞ってくれていた。みかんを持ってきてくれた。
昼母はみかんをおいしく食べていた。
夜寝る前に200mlの白湯を鼻から注入する。
水分の補給がうまくゆくと鼻チュウブがいらなくなる。
そうすれば随分楽になり、手を縛って眠ることもなくなる。
日赤の看護師たちは口々に、家に帰ると意識がもっとしっかりしてきて、チュウブが取ることができるようになると言ってくれる。
家の様子と、母の介護に適うために必要なものを準備するために。
退院の日程も明日相談して決めることにする。
母がよく見えて安心だ。
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