2023年3月16日木曜日

花帆ちゃんの卒業式

 







1993年悠子の卒業式と2023年の花帆ちゃんの卒業式ともに喜びが湧く。

終戦後から今日まで、ずっと守られてきたもの、日本の平和。1949年生まれのわたしたち夫婦はその生き証人。

戦後ひたすら経済に特化して成長を続けてきたが泡となり成長が終焉するのが1994年、そんなころにノーベル文学賞が大江健三郎に贈られた。それは新しい日本の希望となった。川端康成に続いて二人目の受賞で彼はパロデイめかし美しい日本の私から、あいまいな日本の私としてあいまいなもの(普通に暮らす個人が出くわす問題を個人を含め複数の人々の問題として多面的に考え見るデモクラシーの英知でものごとを認識し良い解決策を見出してゆくこと(すなわち政治)にかかわる国民一人一人にむかって語り掛けている。

田舎に暮らすものにとって、あいまいな国に生きるわたしたち一人ひとり隣人とともに暮しをどのように創ってゆこうかという日常の問題である。

個人の希望が他者の希望となることで初めてものごとが拓ける、デモクラシーは善き隣人の行為に互いに与かっているのです。

「行ってあなたも同じことをしなさい。」と声がする。 民主主義の神様 より


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