それから、イエスは、そこをでてツロの地方に行かれた。
マルコ 7:24~31 ツロはイスラエル西方面地中海に面した異邦人の町で
そこでイエスはギリシャ人で、スロ・フェニキアの生まれの女性と会う。
イエスの子犬に投げてやるという異邦人の女性と娘を侮蔑した言葉遣いにわたしたちは意外さを覚えるのです。今ここに異邦人の地に逃れてきたのはイエスご自身ではないか。先ほどの同朋との穢れの論争に心は疲れ荒れて誰にも知られたくないと思われていたという(マルコ7:24)の箇所に現れてイエスご自身ユダヤ人への宣教に随分失望していたのではなかったのかと思われる。
二人が交わした対話は印象的だ
自分の娘から悪霊を追い出してくださるようにイエスに願い続けた。
するとイエスは言われた。
「まず、子どもたちに満腹させなければなりません。子どもたちのパンを取り上げて、子犬に投げてやるのは良くないことです。」
パリサイ人をはじめユダヤ人はみな昔の人たちの言い伝えを固く守って、手を洗わないでは食事をせず穢れについてイエスと論争していた。
「この民は、口先ではわたしを敬うが、その心は、わたしから遠く離れている、彼らがわたしを拝んでも、むだなことである。人間の教えを教えとしておしえるだけだから。」
異邦人の女性のイエスへの屈託のない会話に現れる信頼/神の愛への誰れもの自由な応答/信仰です。「そうまで言うのですか。」
この信頼にイエスご自身どれほど慰められ励まされたことでしよう。母親と幼い娘が救われたと聖書にありますが寧ろイエスさまの方ではなかったかと二人の対話から見えてくる。
現在においても対話によってわたしたちも公共でインマヌエルの真実に与かることができる。
0 件のコメント:
コメントを投稿