父親が最近食べないという事で体が弱ってゆくと栄子が言う。
母のラコールが欲しいというので病院へ持ってゆく。
私の来たのが解って目を開ける。確かに衰弱している。
栄子に病院でこのままいるのか、家に連れて帰えるのか尋ねると
自宅で介護する自信がないという。
わたしはやる気の問題だというと、父親は栄子に黙って我慢しておけと合図する。
わたしはその態度に、教会に行けと言うても素直にいかない、
その態度と同じで不愉快だと言う。
同じように私に素直に頼めばわたしは面倒見てあげようと思っている。
あんたは女と浮気していたことにも一言も私たちに詫びてはいない。
父は「うるさいわもうこんでもいい。」と言う。
くるなとベッドの上で声を荒立てる。
元気だ、栄子が心配するほどでも無い。
人の最後は土にもどってゆく。
わたしは天の父のもとに帰ってほしいと願うが
父の自由意志に任せる。
自分の我を貫いていればいい。
素直に助けてくださいとなぜ口からでて来ないのだろう。
父を思えばどこまでも寂しい。
あなたの父と母を敬いなさいはわたしには・・・・ほど遠い。
山頭火の詩歌が
耳鳴りのようだ。
まっすぐな道でさみしい。
こんな状態でも。
御霊の力が私に臨む時を待っていよう。
御霊が父と母を敬う道を開いてくれる。
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