いの町の標識を見ると雅子はここに土本さんに連れられて来たことがあると、仁淀川にかかる橋のたもとでみんなで話し込んだ記憶があるらしい。
JR佐川西駅に到着すると夫婦で迎えに来てくれていた。軽トラの後について土本観光農園に到着する。
クマに似た犬が私たちをみて吠えた、年齢は20歳すこし前で起きているよりは眠っている方が多いらしい。雅子は番犬になっていると褒めていた。
ご主人はわたしたちを客間に案内してくれた、奥さんは自家製のリンゴ汁をしぼってふるまってくれた。二人は笑顔で歓待してくれて雅子にとって気持ちのいい再会になる。わたしはなかのいい夫婦の笑顔に魅入った。
暫くしてリンゴ園を見に行く、予約している昼の鰻に間に合うように車であがることになりわたしたちは荷台に乗り込んだ。
この芽からリンゴが成ると言う。秋に枝をまげるほどに大きくなる様をジェスチャーで表してくれた。
50年を超えた古樹の間に若いリンゴの木もあり、最近の栽培法を学習しているらしい。果樹園の草取りはルンバが黙々と働いていると黒いロボットを指さした。
果樹園の商品を売る事務所に案内され家族の写真と沢山の表彰状が目に入って来る。
三崎の国道フェリーに間に合うように鰻を戴きに佐川町の大正軒の門をくぐる。
善き隣人(土本夫妻)によって佐川で老舗鰻料理をいただく幸福を主に感謝した。
土本さんの息子さん誠さんと同級生の弟さんが挨拶に見える。誠さんは今日高知大丸で土本観光果樹園の商品の販売に出かけている、働きものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿