雪の日の昼御飯は鮟鱇

 朝から雪の中をロイヤルホテルにゆき朝風呂の後エトワールで一時間ほど過ごす。

大きな窓ガラス越しに粉雪が頻りに舞い落ちてくる乳白色の森のなかは凍てついた白一色

暖かいラウンジは贅沢な時間、窓越しの大きなヒマラヤスギの緑が吹雪く時には美しい。

ホワイトアウトした中で弓ヶ浜の海が幽かに脳裏に感じられる以外降り続く雪だけ。

エトワールで吉田さんと談笑して雪の中を帰る。

雪の露天風呂の前にレセプションのアダムスさんに明日のためのシャンペンとデイシャンを渡す。

二階でテレビをみていた雅子に雪の日は熱燗でアンコウを食べたいと申し出る。

取り替えた天窓は二重窓になって流石曇ることはない。

ストーブでお湯を沸かして、ホックで買った境港産鮟鱇の調理を始める。