ソロモンの栄華の極みの時だにも、その装いに及ばざりき
野の草さえ、
これほどに装ってくださるのだ から、
ましてあなたがたの人生を装ってくださらないわけがありましょうか。
空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、
倉に取りいれることもしない。それだのに、
あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。
あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。
あなたがたのうち、だれが思いわずらったからとて、
自分の寿命をわずかでも延ばすことができようか。
また、なぜ、着物のことで思いわずらうのか。
野の花がどうして育っているか、
考えて見るがよい。働きもせず、紡ぎもしない。
しかし、あなたがたに言うが、栄華をきわめた時のソロモンでさえ、
この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。
きょうは生えていて、あすは炉に投げ入れられる野の草でさえ、
神はこのように装って下さるのなら、
あなたがたに、それ以上よくしてくださらないはずがあろうか。
ああ、信仰の薄い者たちよ。
森の中にナザレのイエスのみ声が聞こえて来る。
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