このブタペスト東駅に到着する難民はトルコよりバルカン半島をたどり
内戦を逃れてシリア、イラク、アフガニスタンから、
ハンガリーに、毎日、三千人が到着している。
逃れる場所としてドイツを目指している。
ドイツのメルケル首相は難民を受け入れることに賛成でヨーロッパの国の連携がいることを強調する。しかし受け入れの態勢はそれどれ各国によって思惑が異なる。
受け入れに積極的なドイツですら事情は複雑で難民施設への放火やペギーダのような民族主義的反イスラムを掲げ受け入れを拒否する。
イギリスはシリアのような戦火の国に難民キャンプを設置する対策を増やすように提案している。それは欧州に難民を寄せ付けない政策の延長で生命の安全のためと称し地中海を渡る難民を海岸でくいとめる政索と同じで問題の根本的解決策にはなりえない。
戦火から逃れる難民は戦争が終結し家族が平和に暮らせることを求めているが、
現実に判断し平和が遠く、今の生命の安全を求めて避難する平和な場所を求めて逃れているのだから。
家族が安全で平和な暮らしの成就まで逃れ続けることが容易に理解できる。
旅の途中で憲兵にとどめられ祖国に送還されることは、難民にとって希望を失うことだ。
希望は平和な安らかな暮らしであるから戦火の国に誰が帰りたいと思うだろう。
抗日70周年で中国は軍事パレードを天安門広場で開催していたが、
平和と軍事パレードとは相いれない滑稽な矛盾に満ちたバフォーマンスだ。
軍事パレードを誇る国においても、日本憲法を誇る平和国家も、いずれの国家もひとたび戦火となれば安全な場所を失い。平和な憩いの場所を求めて多くの難民を生み出すことだろう。
アブラムは生まれ故郷、父の家を離れて、神/摂理が示す地に旅だった。
神はアブラハム難民に言われた。
わたしは難民を大いなる国民の祖父としよう。あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。祝福の基となりなさい。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、 ...
ヨーロッパの人々も思い出していただきたい。
ゲルマンの民族移動のことを・ご自身の祖先・難民のことを。
今の大いなる祝福とされた基のことを。
平和を奪われ生命の安全を求めて避難先を求めてさまよう難民が
歴史のpoliteiaポリテイアの真実を啓き新しく創りだしてゆく。
"refugium"= re : 戻る fugere : 逃げる ium : のための場所
イエスは言われた。
わたしがひもじい時食事をくれた。
わたしがのどが渇いたとき飲ませてくれた。
主よいつ私がそのようなことをしましたか。
イエスは言われた
これらの弱り果てた人に(難民に)したことがわたしにしたのです。
悪から逃れ永遠のいのちのポリテイアの源に供に戻ろう。
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