雅子と二人の、若葉での生活も変化の時をむかえているのに気付く。
天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。
私たちには娘が家を出てゆき一人暮らしを好む現実を知ると、
若葉と大山と共に維持する意味がなくなっている。
娘が自立すると今はダニエルに愛情をむけるだけで、私たち夫婦は飲み食いして過ごすのみとなる。
体は弱り、将来が見なくなり、得た資産も維持できなく、
母を看病してきずかなかったが、私たちも自分たちの現実にきずかずに過ごしてきたのを知った。
今や、選択の時、
子育ての若葉の生活を終えるために夫婦でよく話し合って、
新しい暮らしを勇気をもって歩んでゆかなくてはならない。
若葉にあるものは、みんな新しい生活に不要なものばかり、
宝物として買ったものは今や粗大ごみとなっているのに気付く。
お互い命を与えられていることを喜ぼう。
困難な時を通り越えて残ったのは、夫婦。
雅子は寂しい森の中の雪と暖炉と二人だけの暮らしは
とても耐えがたい選択になるだろう。
なにもない、アカマツと雑木と草と水と小鳥と夫婦二人だけの暮らしに
わたしも、便利で都会の快適な暮らしを断ち切る思いは直ちに選択しずらい。
アブラハムにわたしが示す道へ行けと言われた神は私にも言われる。
夫婦に新しい人との出会いに、
あなたのいる場所を発って
わたしの示す道を行けと。新しい時を求めて旅立とう。
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