まず母の病室へいってトイレをさせる。今日はスタッフステーションで椅子に座っていた。
デイルームで一緒に昼食をいただく。まだボーとしている。
促すとやっと食べだし始めるが、何やらそどろそどろ。
ぱくつくように食べない。歳と言えば歳だ。認知症と言えば認知症だ。
しかし、食べることができて、わたしたちは幸せを感じる。
もう残っていないのに丁寧に最後の一粒までたべる。
促さられるように、食べるのに疲れ果てる。
わたしも、催促することにうんざり。
日赤病院の窓から和歌の浦が見える。 母は眠りモード。
眠っている姿は可愛い。
食事のあと満足したのか心地よく眠っている。
日曜日はスタッフステーションは、人が少なくコールが鳴りっぱなしだ。
看護師をみるとすり寄ってゆく、母は気に入りの人の手を握りにゆく。
母の頭の中には不安がいっぱいで、こらえきれなくなるとき涙が出てくる。
三階でエレベーターを降りリハビリルームまで歩いてゆく。
吹き抜けのロビーの見渡せるところに来ると必ず怖がる。高度感が怖いのだ。
誰もいない廊下が怖いという。体か震えている。
花屋はきれいと言って喜んでいる。
いつものデイルームにもどってご機嫌になり、しきりにおしゃべりしてくれた。
が言っていることが知抽象画のように意味がわからないのが悲しい。
それでもわたしを嫌がらして大笑いする。
晩御飯が来たとき、わたしはおなかいっぱいで食べられないって言わんといてやと言うと
うんと頷く。
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