あすもあたゝかう歩かせる星が出てゐる 山頭火
山頭火の あすもあたゝかう歩かせる星が出てゐるの詩歌が世に出たのは昭和7年、
1932年(昭和七年九月)日満議定書調印。日本国が満州国を承認。
この満州国の権益と日本の支配に抵抗する国際世論と反発する中国との内戦から、日本の植民地支配を維持し戦争を優位にするため鉱物資源と石油等軍事物資の確保と安定補給のため東南アジアのイギリス領やフランス領に進出、オランダ領インドネシアの石油資源獲得へと一挙に満州国と中国内戦から大東亜戦争に発展する。
今までアメリカは欧州との戦争に巻き込まれることを避け発言を控えていたが、大東亜戦争へと戦力を拡大する日本にたいして権益世論もあり干渉をしだす。
日本政府はアメリカ合衆国の経済封鎖を殺ぐために真珠湾に奇襲攻撃を行い東南アジアの支配を固めようとしたが、アメリカ参戦で事態は一変する。
日本の市民について終戦まじかに経験する市街地に無差別的にB29爆撃機による銃弾爆撃と原子爆弾投下は、明治以後薩長と天皇支配のもと旧日本国憲法(大日本帝国憲法)の元の日本国民が味わった日本の政治の敗北を露わにした。
国を失った国民の嘆きと戦後連合国軍とアメリカ軍の支配の基で新しい日本国憲法による崇高な人類の到達した共通基盤である主権在民、男女平等、個人の尊重、戦争放棄と隣人の信義による平和の実現を目指すあたらしい民主主義国家が誕生した。
1932年は大日本帝国すなわち天皇支配国家の自力に頼る者たちの奢りが1945年に歴史に現れた主の真実と確かさの勝利を知るようになる。ニコデモにイエスの言った人は誰でも新しく生れなければ「新生」を経ずには神の国を見ることはない、終戦から復興に続く復活の歴史の真実のはじまりの年に繋がる。
山頭火の詩歌が歌われた市民の平和な歩みの時代から数年で暮らしは変貌する。
世界の人々の願いにそむき国際連盟を脱退することで、世界との common sense 関係の正常さを失って行く。日中戦争から大東亜戦争へそして十年も経ずに戦争(暴力)を選んだ国民の前に原子爆弾(暴力)が国民の頭上に到来する。 武器をとるものは武器によって滅ぶ
当時も今も日常は穏やかな日本の平和の世であるのに変わらない、にもかかわらず当時も今も軍備に予算を積ます政権が誕生している。彼らはいったい何を目論んでいるのか、大戦の責任を取らず国民の嘆きの陰に隠れて、政府の公文書をすなわち国民の歴史を消し去り真実を公にしなく私心の欲望のまま国民を欺きながら為政者でいる。
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