雅子とロイヤルホテルのお風呂に行き、そこで最近親しくなった方から鯖鮨を戴く。
早速、白ワインで風呂上りにいただきました。
上に巻いているのは高菜。
新鮮な鯖があっさりとして次々に口に入る。
あっという間になくなってしまいました。
風呂に通う間に地域の人から野菜をもらい、魚が好きだと言うので鯖鮨をもらう。
優しい人の通う大山の露天風呂。
風呂上り別荘まで歩いて帰る道すがら上弦の月が満月に近づいているので道が明るい。
台風が過ぎ去って星が綺麗に輝いて美しい。
二階の部屋からベランダにでて、
無数の星と月を見る。
世界陸上がTBSで放送されていた。
チェコのヘイノバの自信のあふれる走りに感動する。
南アフリカのバンニーキルクの今季世界最高の記録の実現する時を見た。
棒高跳びのキュウバのシルバの逆転の跳躍におもわず息を止めた。
夜空に星が溢れ出して輝いている。
運河のように銀河が樹木の間に見える。
夜の気温は25℃を下回り、肌寒い。
翌日、
午前四時国際ニュースをみて、
六時半ダニエルの散歩に行く。
ヨーロッパに押し寄せる難民たちに援助の手が差しのべられますように。
メルケルドイツ首相の困っている人を見過ごすことはできない。
困っている人に手を差しのべるのは人として当然のことだという演説に思わず拍手を贈った。
良きサマリア人がいた。
茗荷を持ってきてくれた久保さんが暫く姫路に帰っていたがまた戻ってきている。
出雲の山並みが見える農道で出会った鳥居さんのご主人も休暇で帰ってきていて散歩の途中であった。
こんな人里離れた森の中で中国の株価の暴落の話に花が咲く。
今や中国の株の暴落が原因で世界同時株安のブラックマンディを形作っている。
暫く金融の安定に時間を要するだろう。
どれだけバブル資産の減少をすることだろうか。
韓国を始めアジアの多くの国は国内企業の輸出に有利なために通貨レートを安く誘導していたが、中国の為替交換レートの引き下げに伴い通貨安競争が増々進み、あまりに通貨を安くすると外国の投資資産が逃げ出してしまう危機を招く。
韓国の朴大統領は中国の抗日戦勝70周年の軍事パレードに出席を表明した。
休戦ラインを挟んで先ほど軍事衝突を北朝鮮との間で起こしていたが、
朝鮮戦争の戦った北朝鮮を支援したのが中国で韓国を支援したのはアメリカ合衆国であったのが歴史の真実だ。
韓国民は日本との関係に当時の日本の植民地政策に歴史的こだわりを持っているのは当然だが、
一方の北朝鮮と中国の関係も歴史的なこだわりを日本とのこだわりと同様な視点で歴史を認識してほしいと思う。
国力(経済と軍事力)を誇示して東南アジアの海をわが海にしようとする中国の政治姿勢や、独裁恫喝政治に明け暮れる北朝鮮や軍事領土拡張政策のロシアのプーチン大統領の政治姿勢をよく観察してみて、朝鮮戦争時の韓国を支援してきたアメリカに対して感謝の配慮がかけているように思われる。
それは、戦後日本国憲法を採択し平和国家をめざして善隣平和外交を心がけて、隣人である韓国や中国を経済支援してきた日本への感謝の気持ちに対しても配慮に欠けているように私には思われる。
1990年大林ビルで中国の方との会議がありそのあと大阪城をご案内したことがあった。
北京大学の教授で日本の技術支援の要請に訪れていた。
とても謙虚に学びまた感謝を表していた。
中国の高速鉄道は日本の技術に負うところは多く、また自国の環境衛生についても日本の技術支援を求めなければならない現在の中国の汚染状況をみるとき、まさに互いに安全に暮らす地球環境の要請からも喧嘩している場合ではない。
武器をとることなく謙虚になって平和にお付き合いできると、素晴らしい極東アジアの文化の発展に期待がもてる。
韓国についても、北朝鮮についてもおなじ平和にお付き合いしたいものだ。
そのためには人権と民主主義に政治の基礎を置く政治をすなわち国民の自由な判断による各個人の自由意思の判断を尊重する政治を根ずかせなくてはならない。
台風15号は昨日去って行った。
ニュースでウラジオストックの台風15号の通過の様子が放送されていた。
日本の領海から台風が過ぎ去って行くと突然NHKはニュースに台風関係はされなくなるが地上から消えたわけではない。
上海でも洪水で台風の影響があり、
フィリッピンやインドネシアでも被害が出ていた。
台風15号という自然現象は一国の社会・政治(放送や社会生活)に現れるが、それ以上に、地上の人々の出来事(の記憶/言葉)にあらわれる。文字通り自然現象なのです。
逆に考えれば一国に収まりきらない現象が地球の上に暮らす人々の思考を形成していて人々はその形成された思考によりお互いの真実を掴み取るとも言えます。
歴史に学ぶとは一国の立場から見るのは人間の特質や生活の都合上やむ負えない立場ですが、
歴史は一国に収まりきらない真実・台風のような大きなエネルギーのある自然の現象に似た様子を現す、人々のより良き生の渇望の活動エネルギーの総和でそれは暮らしを営む個々一人一人に経験する出来事を言葉化することをとおして時代の真実を歴史として理解してゆくことに依って得られるものだ。
地上の人々の歴史にかかわる一人一人の言葉を消し去ることなく真実な歴史を掴み取るには、そこに生きる人びとの自由な視点が必要になって来る。
この視点は自分と相違する他者の意見との対話によって始まるものなのだろう。
人かげのない別荘の中を、ダニエルと一時間ほど散歩する。
道は落葉と木の枝で随分汚れている。
教会の内田さんから手紙が届く。
朝夕はちょつと涼しさを感じていますが如何お過ごしですかから始まり、
ホライズンに寄った時のこと、特に私の妹と父のことを詳しく知らせてくれて、
最後に雅子の足と私の肩を労わってくれ、教会が早く見つかればいいのにと。祈りで結ばれていた。
盆が過ぎると別荘地から人がいなくなり、ツクツクボウシだけがしきりに鳴いている。
そんな中をひとりのご婦人が私たちの昼飯をとっているテラスにたどり着いた。
おやまあ、よくいらっしゃいました。
なんとエホバの証人が尋ねてくださった。
私たちは今教会を探しています。
先日大山イエス之御霊教会で聖餐式を行いました。
異言で礼拝するので、私たちはその教会には行くことはありませんが
キリストの御霊の交流を求めています。
いつでもお尋ねください。お互いお付き合いして祈り合う時、
キリストの御霊が愛と真実を形作ってくれると思っています。
ゴオーと音がするので覗いてみると、道路を掃除している。
ここは毎週道路掃除と路肩の草刈がされている。
人気のいないものと思っていても別荘地は多くの人によって美しく管理されていました。
いままでその恩恵にあずかっていたことに目が開かれていなかった。
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