2008年12月27日土曜日

クリスマスメッセージへのお便り


2008/12/25
 



自分を愛するようにとなりびとを愛しなさい。

クリスマスの出来事ほど素朴で感動するものはありません。
一人の貧しい飼い葉おけにねむる赤ん坊に、
あなたはどのように応じるのかと問われている。

それは、イエスが誕生した時代の皇帝、オクタビアヌスのまえで
応じる態度と同じ態度かと問われている。

こう言うテーマ、を立てる代りに、昨夜は、どちらに従うのかと、
二者選択のテーマにすりかえた。
アメリカの大統領のように、テロの側か、私たちの側かと言う具合だ。

これでは、過去に何度も繰り返された、宗教
戦争に発展する。
イエスの側に立つのか、それとも時代の権力者の側にか

このテーマは根本的に誤りがある。

キリスト・イエスは対立する隔てを打ち壊し、平和をもたらす。

キリストの誕生は、どのような、飼い葉桶の少年にも、
オクタビアヌスと同じ資格と権利があることを、
神の御名によって正当であると信じる
人々が誕生したと言うことである。

どのような境遇であろうと、人は他者に認められ承認されなければ
ならない関係である。
キリストの死と復活は
他者の承認なくして成り立たない。

わたしたちは他者の承認承諾者であり、
わたし達もまた他者からの承認を必要とする者である。

いと高き皇帝オクタビアヌスといえども例外ではない、
その栄光と同様、

どのような境遇の他者
貧しい(赤子)キリストもまた受入れるものには
栄光のローマ皇帝である。



他者を承認する者としての生き方が 

十字架を負う主の生き様と同様のものではないだろうか。


  

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