大山で親しくしている隣人が九日雪どけの暗い道で十八時十分事故をおこし逮捕された。
新聞社の人が日本海新聞戸田記者と山陰中央新報社柴田記者がご近所ということで取材に来た。
なぜ逮捕されたのか考えられないと開口一番わたしの記者への問にひき逃げとのこと。
鳥居さんに限ってそんなことはあり得ないと強く否定した。
なにか事情があるに違いない。
実は轢かれた人は既に路上に倒れていて鳥居さんがその上(頚椎)を轢いたらしい。
人だとは思わなかったと証言している。ご近所の方が発見して110番した。警察の取り調べを受け夜半遅くに奥さんの迎えの車で帰宅したが、
十一日。救護措置をせず、現場に来た警察官に事故を申し出なかったとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)で逮捕される。
現場にもどっていた者にどうして上記の逮捕事由が適応されるのだろう理不尽である。
亡くなった方への哀悼とご家族の御慰めを祈る中で、
鳥居さんの逮捕に思うことは、警察は、なぜ人が道路に倒れていたのか、死因はなにか司法解剖を公開しなければならないと新聞記者に言った。
教育熱心な鳥居さんは58歳島根県立科学高等学校の校長。ダニエルの散歩時によくジヨキング姿でお会いする。立ち話して野外キャンプ教育にも熱心に取り組まれていた様子も伺って知っている。優しい奥さんともども親しくさせていただいている。
つい最近も焼きたてのシオンケーキを奥さんからいただいて、ご主人は教育の会合でまだ帰っていないとのこと、公私を惜しまず教育に人生を奉げる隣人がいることに明るくなる思いで暮らしていたのです。
路面に倒れていて轢かれた人も立派な篤農家の方で梨栽培のご指導もされていてご近所の方から尊敬されておられる。
共にそれぞれ平安に暮らす人々の間で突然理不尽なことが起こった。
人は明日のことは解らない、それ故わたしたちは理解しがたい理不尽なことには残念せずに互いに知性と理性を尽くして共同で思慮を働かせて理解可能な市民生活に匡してゆかなければならない。人の生活を真理の主が守ってくださいますように。
奥さんにすくなくともなぜ人が路上に倒れていたのか真実を警察に明らかにしてもらうように提言した。轢いたと自覚していない人を何故、轢き逃げと警察は断定できるのか「鳥居さんは人だとは思わなかった」と証言している。
大山の森に暮らしていると雪の降った後の道は、ロイヤルホテルまででるのに折れて倒れた松の枝や雪の轍を踏むことは日常茶飯事で衝撃は鳥居さんもわたしも当たり前の感覚になっている。
警察は彼の証言を『人とは思わなかったと言うことば』を初めから信用していない。
わたしは善き隣人である鳥居さんの言葉を信じています。言葉の真実が明らかになる社会でありますように。
はじめに言葉があった。ことばは神とともにあった。
すべてのものは言葉によって成り、言葉によらず成ったものはひとつもなかった。
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