2014年12月7日日曜日

待降節第二主日

 
アドベント第二主日礼拝貝塚聖書教会
やみの中に輝き続ける光
詩編36篇5-9
教会福音讃美歌98
ヨハネ1:1-5
教会福音讃美歌66
 
 


詩編36篇5-9
主よ。あなたの恵みは天にあり、あなたの真実は雲にまで及びます。
あなたの義は高くそびえる山のようで、あなたのさばきは深い海のようです。
あなたは人や獣を栄えさせてくださいます。主よ。





神よ。あなたの恵みは、なんと尊いことでしょう。人の子らは御翼の陰に身を避けます。
彼らはあなたの家の豊かさを心ゆくまで飲むでしょう。あなたの楽しみの流れを、
あなたは彼らに飲ませなさいます。




いのちの泉はあなたにあり、私たちは、あなたの光のうちに光を見るからです。






アドベント第2週に入る前日に私と雅子で
桃山学院大学 St.Andrew's University Chapel.へ行きました。



2014.12.6 14:00開演
丸谷晶子(古楽歌手/ソプラノ)・金谷幸三(ギター)・
久保田真矢(オルガン)・東光学園ハンドベル・クワイア
桃山学院大学チャペル付属聖歌隊によるChristmas Concert

留津さんからLICはびきのオルガン講座講師の久保田さんが
演奏されると案内されたクリスマスコンサート。




そこでチャペルの存在に驚く。





いのちの泉はあなたにあり。いのちの泉は美しい建物ではなく、
そこに集う人びとにあり 。




私たちは、あなたの光のうちに光をみるからです。


オルガンはパイプオルガンでした。そしてあなたの光。




すると、たちまち、そのみ使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。

「いと高き所に、栄光が、神にあるように。

地の上に平和が、御心にかなう人びとにあるように。」




み使い達は天に帰ったとき人々はみ使いたちの語ったことが真実かどうか
さあベッレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。

ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。
ひとりの男の子が、私たちに与えられる。
主権はその肩にあり、



その名は不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君と呼ばれる。




主権はその肩(在民に)あり。
日本国憲法はさながら荒廃した暗い戦後の聖夜の出来事のようです。
生まれたばかりの救いの出来事を牧人たちによって確かめられました。




もう一つ参加したクリスマスのコンサートがあります。
忠岡クリスマスコンサート実行委員会主催の
ゴスペルクワイヤーのゴスペルとサックスのソロライブコンサート。






岸和田北聖書教会牧師栗原さんもクワイアとして参加していました。
プログラムはゴスペルクワイヤーは Silent night  Joy to the World 主を仰ぎ見てです。




ソロ・ライブ 岸 義紘氏のブログラム

ソプラノサックス     もろびとこぞりて ホワイトクリスマス 
                                  きよしこの夜

テナーサックス     久しく待ちにし このすばらしき世界 
                                アメージング・グレース    ダニーボーイ

アルトサックス      アヴェマリア 荒野の果てに 
              オー・ホーリーナイト

岸 義紘氏は元国体水泳の部神奈川県代表選手/Jesus To Japan Mission Seminary宣教学校前学長の経歴を持つサックス演奏者
     
           





クリスマスメッセージでも牧師が語られていたように『救い主を拝みに来たものは、異邦人と牧人(当時のユダヤ人の社会的弱者や犯罪者やユダヤ人から見れば辺境の蛮族の人々)であったのは感慨深い、主はすべての人々を等しく憐れみます。イエスさまをご降誕/誕生させてくださいました。この幼子の前では弱者も強者もありません。』

『なぜならだれもが承認(支援)を必要とするからです。愛を必要としないものはだれもいないからです。』



わたしは、社会は排除されるものの権利が守られなければ、排除するものの権利も本当のところ
守れないのではないかと思っています。
どこの国でも人々の帰属する社会では一人の人の人権が守られなければ、実のところ人権は守られていないのです。今は優勢で大勢の人々が劣勢の人々を差別していても、時が変わり劣勢に立たされたとき、こんどは差別される立場になりその時、差別に抗議する根拠/正義は人々からは起こりえないからです。起こるのは怨嗟の繰り返しです。
お互い差別される者もする者も等しく神様の前に誠実に悔い改め永遠の命をともに賛美するものに御霊によって変えられる必要があるのです。




野宿で夜番する羊飼いたちは飼葉おけに寝ておられるみどりごとを探し当てました。
幼子を見たあと、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
それを聞いた人々はと゛うしたでしょうか ・・・・・・?。





アメリカの黒人への警察官の対処が法の下の平等にかなうかどうかと事件を知らされた人々は
ファーガソンの黒人射殺事件ならびにニューヨーク黒人逮捕時の出来事を知らされた時。
(ニューヨーク市の大陪審が3日、武器を持たない黒人男性を組み伏せた際に首を強く押さえすぎて死亡させた白人警官を起訴しない決定を下したことを受けて、)
ニューヨークを中心に全米各地で展開された抗議活動のもよう。アトランタの大学やラッシュ時のマンハッタンのグランドセントラル駅では、多くの人が寝転んで死んだふりをした。
さながら一匹の迷った子羊を探しだそうとするイエスさまのように。




飼葉おけの幼子の命が健やかに育つ社会こそ、神の国イスラエルにふさわしいのです。
すべての幼子たちに必要なことだからです。幼子の主権はその肩にあり、不思議な助言者、平和の君と呼ばれる。




日本の出来事の場合
2013.05.20 newsweekニューズウィークより抜粋
「反韓」ヘイトスピーチを韓国人が慈しむ訳 2013年05月20日(月)By クォン・ヨンソク氏
 
「嫌韓」は以前から存在した。だが、今回のデモはこれまでネットの中にとどまっていた人々が実際に姿を現し、韓国・朝鮮人に対して「たたき出せ」「殺せ」「ゴキブリ死ね」といったヘイトスピーチを繰り返した点が大きな特徴だ。その差別主義で原理主義的な行動は、平和で優しい日本のイメージとはおよそ懸け離れている。
韓国で生まれ、日本で小学校に通い、その後は日本と韓国(とたまにロンドン)の間を行ったり来たりして生きてきた僕にとって、今回の騒ぎは実に「胸が痛い」事件だった。



実は韓国にも日本の在特会と同じようにひんしゅくを買っている団体がある。その名は「オボイ(父母)連合」。とにかく日本や北朝鮮を批判する韓国の右翼だが、その特徴は年齢層にある。社会でも家庭でもその存在感を失い、行き場を失った老人が生きがいを求めて参加しているのだ。この団体はかなり過激で、若者と平気で乱闘に及ぶ。
 被害者意識を持ち、反日あるいは嫌韓を生きがいにする人の心を変えるのは困難なことだ。だったら僕は思う存分嫌ってくれていい、と言いたい。僕のことも「危険な朝鮮人」と罵倒してくれていい。以前はネットでの誹謗中傷や嫌韓派の存在が気味悪かったが、最近は慈しみの念さえ覚えるようになった。嫌うからには、それだけの理由があるのだろう

反韓デモは今も続く。僕の青春だった尾崎豊がライブで言ったものだ。自分を嫌いな奴がいるから自分は頑張れる。だから、いま一番心から憎いと思っている奴のために歌おうと。




日本でこのような心境で暮らしている在日韓国人がいる。
在日の人たちへのヘイトスピーチは日本人へのヘイトスピーチだ。
そのように感じて ・・・・・立ち上がった勇気ある市民に彼らも日本にいたということに(感動/驚いた)。

レジス・アルノー(Regis Arnaud)さん:1971年、フランス生まれ。仏『フィガロ』紙記者も健全な民主主義は日本の誇りと語る。

日本の文化の力、外国人居住者をおおらかに受け入れる姿勢、そしてアジアでは特に長く健全な民主主義の歴史は、この国が世界に誇れるものだ。私は新大久保でこのすべてを目の当たりにした。ますます専制的になりつつある中国の隣にあって、民主主義は日本に非常に有利な武器として働くだろう。



きよしこの夜、今日救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
聖夜に世界の荒野に、良い知らせが届きますように。





岸氏は最後にアンコールに答えてダニーボーイを演奏してくださいました。
ダニーボーイの歌は戦争へ出かけてった息子の帰りを待つ母の気持ちを歌った歌であるのを知った。
岸氏の説明でその母は一番の歌詞で息子の無事な帰りをひたすら指折り数えて待つ。
二番目の歌詞で息子の死に際して、どこにいても息子を必ず探し出して家族で暮らした故郷へ連れ帰る。
一番目の心細い弱い母の心情と二番目の強い母の信条との落差を人々は感じるのです、そこには母にとって息子の命は息子の死で終わるものではないことを意味するそのような母の信仰を見る。
と同時にその土地を愛し家族と暮らす一人の人の人生の大切な意味を見たような気がする。
ダニーボーイを奏でるテナーサックスの響きが不思議な驚きをわたしにあふれさせるのでした。


いのちの泉はあなたにあり、私たちは、あなたの光のうちに光を見るからです。








 

0 件のコメント:

コメントを投稿