2013年9月6日金曜日

故国を失った人の神の国

G20の会議がロシアサンクトペテルスブルクで開催されている。



アメリカ合衆国イギリスフランスドイツ日本イタリアカナダ欧州連合ロシア中華人民共和国インドブラジルメキシコ南アフリカオーストラリア韓国インドネシアサウジアラビアトルコアルゼンチンである。











プーチンロシア大統領は昨日から各国首脳を招きG20の開催を催している。





彼はホスト国としてシリア問題について議論したいとの申し出があるのでその意見を尊重して晩さん会の席で議論しようと提案した。




わが日本の首相は開催中にオリンピックの2020年の夏季オリンピックの開催地選考のためアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれる会議出席のためG 20を途中で切り上げアルゼンチンに飛んで行った。




日本の安倍首相はアメリカのオバマ大統領に大量殺人毒ガス兵器使用は日本として容認できないとしてアメリカの立場を支持した。




アメリカ大統領オバマ氏のシリア攻撃は国連決議を得られないときアメリカとその同盟支持国は毒ガス兵器の不容認の意志表明にもかかわらず、(毒ガスの使用者を特定しないまま)アサド政権への攻撃という戦争を世界の人々へ印象づけることになるだろう。




たとえ中国とロシアのアサド支持が正義に適うか否かは議論があるとしても、国連ではオバマは不利な立場となる。既にイギリス国民は戦争に参加を回避した。





問題は兵器(毒ガスを含む)ではなく、アサド政権とシリア国民との和平へのフロセス合意すなわち政治決着問題である。




オバマ氏は平和プロセスをなにも語ってはいない、勿論ロシアも中国も語っていない、アサド政権に変わるシリアの国民の未来のあるべき姿をどちらもお互い誰も語っていない。これでは何のための戦争か知恵が足らずにせつなくなる。






シリア国民に受け入れらる平和への青写真を示す必要がある。


リビアから始まったアラブの春の民主化要求運動がエジプト、シリアと飛び火してゆく中でそれぞれの歴史的政治の民主化の度合いにより自ずと現実が露呈してきたと言うべきかもしれない。





考え方によると選挙で選ばれたエジプトのモリシュ大統領によるイスラム原理主義による民主化も一つの民主化であると言える。


わたしは原理主義は民主化と言えるかどうか疑問があるが総選挙で選ばれた国の大統領を軍が否定するのは全く民主化であると言い難いと思える。



ましてG20の開催されている首脳会議を中座してオリンピック選考の特典のために駆けつける日本の政治に、オリンピックは平和の中で開催されてこそオリンピツクであり、戦争の中でオリンピックは成立しないとの信念がないのは如何かとと危惧してしまう。



アメリカのコメントにある自国の利益の優先はいいが、他国の利益を無視してはなりたたないことも理解すべきだ。

国際社会は、たとえ取るに足らない小さな国であっても、その理念と国民の生き方が誠実なら、神が(アメリカが常に神を賛美している)その神が支持されることを忘れてはならない。

アルメニアという国があるが、このアルメニアの人々が滅び失せなかったのは、この人々の誠実な信仰に神からの守りがあったようにわたしには思えてならない。

エルサレムの聖地においてもアルメニア地区と教会がいまもあり、事実コーカサス地方にアルメニアという国家も今も滅びずに存在している。

アルメニアの人々の悲惨な歴史を振り返ると今こそ世界の人々に、アルメニアの人に平和を語ってもらいたい。






そう思うのは私一人だけではないだろう。










 

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