大山の森の木の葉が静かにつぎつぎと落ちる

 

花帆ちゃんは学研の学習にはまっているらしい。

わたしたちは、ロイヤルホテルが閉館なので旧岸本温泉に毎朝森から下りて行く。

九月になってわずかに勢力は衰えたがコロナ感染が止まらない。

菅首相は任期いっぱいで内閣総辞職を選択した。自民党は総裁選挙で政権を引き継ぐ予定であるが、まもなく始まる衆議院選挙によって政権から陥落して野党になる公算が強い。

安倍政権の負の遺産を政権交代で白日のもとになる。すなわち国民福利に反する憲法違反の数々、公文書改竄、嘘の国会答弁、実績のない功績を捏造する、司法介入による民主主義の破壊、ルールのない新自由主義による経済格差が産みだす差別、税金運用の仲間への横流し、医療崩壊、セーフティネットの崩壊、文化・芸術の後退、国会答弁と国会開催を意図的に制限など等々。国民主権をおろそかにする政治が目に余る。

今は自民党総裁選にキングメーカーとして暗躍しているが疎にして漏らさない国民の審判が下るだろう。

北朝鮮もまたミサイルの発射を繰り返した。中国の習近平共産党独裁政権も香港や台湾への強権支配を緩めない。カリフォルニアで知事のリコール運動がトランプ支持者によって共和党の勢力奪還を画策して盛り上げられたが、民主党や大統領らの巻き返しで失敗に終わったが、アメリカの政治も不安定。

九月大山の森に静かにつぎつぎと木の葉が落ちるように世界の情勢が音もなく変化している。

将棋界も藤井聡太棋士が三冠を達成。大坂なおみがニユーヨークファツション「メットガラ」に出場、テニスから増々離れている。

スポーツ選手はスポーツで活躍してこそ、感動が湧く。政治家はよきパフォーマンスを国会答弁で発揮するようなものだ。

つぎつぎと木の葉が静かに落ちる大山の森から、音もなく変化する世のなかでいつまでも変わらない希望がある。まっとうな言葉を隣人と共有できる喜びに溢れること。人々の救い、コモンセンスによる真実の共有にあります。正直なことばを自分が期待するように隣人と正直に話す、全うと言う真実を共有すること、人々にコモンセンス共通感覚が溢れること。これは変化する世のなかでわたしたちの間にある世への愛(政治)が遂行されていることの別の言いなのです。