2019年1月4日金曜日

正月四日



正月元旦には寒波は過ぎ去り、大山の森はいい日和が戻ってきました。
明日和子姉は大山パーキング早朝八時十分発の京都行に乗る。




寂しい大山の森も人が増えて明かりが増えた。
和子姉もわたしと雅子と二人の暮らしに明るさを増してくれました。




正月スペシャル番組があり、相棒をみんなで楽しんだ。
杉下警部の言った言葉が印象的だった。
「あなたはきっと立ち直り悪に抵抗するひとになることができると信じています。」



「法律と警察があるといえども正義を守ろうとする人々の願いとそれにみあう普段の行為がないと悪に人は負けてしまいます。」
どんな人の共同体・組織でも、人には初めから完成したものはありません、
それぞれの良くしていこうとする努力が少しづつ共同体を良くしてゆくことができるのです。悪に勝つためにはひとりひとり自分のいる所で是非を選択する行為しかないのです。
正義は多くの人の善き隣人の行為がなければたちまち人々の現前から消え失せてしまいます。わたしたちは時代の共同責任者です。



「あなたはきっと立ち直り悪に抵抗するひとになることができると信じています。」
年末から年始にかけて善き隣人から嬉しい贈りものをいただいたように善き言葉を戴きました。



世にあって一番うれしいプレゼントは、悪に立ち向かう善き隣人のいること。
暗い世を贖う善き隣人のことばがわたしたちを勇気づけてくれます。

暗い世が一人の言説によって急によくなって行くと言うことは有りません、然し、
わたしは驚くのは恐怖におののくしかないような状態にあってなお弱り果ててしまわない人の勇気ある言葉が他の恐怖にある多くの人びとを勇気づけてくれ信頼に足る行いが周りのひとを励まし喜びが人の口に生れること信頼が共有されることそしてやがて困難を乗り越えてゆくこと。



ロラン・バルトというフランスの哲学者が「知性とは驚く力のことである」という言葉を残しています。ぜひ心に銘記しておいてください。と内田樹氏は言う。



「トランプは経済大国日本を好き放題食い物にして、アメリカ国民に膨大な利益をもたらしている」というニュースはトランプ再選にきわめて有利に働くだろう。
だから、安倍政権は「アメリカが日本に貿易戦争で圧勝している」というシナリオをアメリカ向けには用意し、国内的には「日本は貿易戦争でアメリカに果敢な抵抗をしている」というシナリオを宣布するという「二正面作戦」を強いられている。
はたして、この困難なマヌーヴァーに安倍政権は成功するだろうか。
 私は懐疑的である。
いずれこんなトリックは破綻するだろう。
その時に日本はどうなっているのか。
あまり想像したくないことだが、その時点でなお国際社会において占めるべき名誉ある地位が日本に残されていると考えるのは楽観的に過ぎるであろう。



人の立ち位置は言葉にあります。会話、日常で会話すれば立ち位置が解ります。国民的合意は日常で会話することによります。会話すれば何かがおこり世の中が変わる。そのように人は隣人と人の住むのによい暮らしをつくって行くのだと思っています。




このような他者の中で起きていることに同期する能力はほんらいすべての人間に潜在的には具わっていると思います。そして、それは人間が共同的に生活するためにたいへんに重要な能力ではないかと私は思います。内田樹氏のブログより。




正月より、妻と義姉と雪の大山の森で御馳走をいただきながら、
つきそうように離れない思いがある。




見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、
なんというしあわせ、なんという楽しさであろう。
主がそこにとこしえのいのちの祝福を命じられたからである。
 
 


この聖句は共同体を形成する人類は平和に暮らすことに、
神より賜る至福の喜びがあることを宣言し伝えています。




人類は平和な共同体を形成するためには、
奇しくも正月以来、つきそうように離れない言葉があります。


それは初めから地上には備わっていない。


ひとが前任者から引き継ぎ一生をかけて同時代の隣人と善きものを創造し後から来る者に手渡してゆくもの。


わたしもあなたもその出会いをとおして喜び、感動し善き暮らしをともに創る共同者になり地の上に平和を創ってゆくのです。
そのために、


「あなたはきっと立ち直り悪に抵抗するひとになることができると信じています。」



内田氏の言葉を借りるなら、人類は、単独では、他の野生獣のような強さも敏捷さもない種であるにもかかわらず、地上における支配的な種として生き延びることができた。



それは同種の他の個体と「つながる」ことです。何人も、何十人も、場合によっては何百人、何千人ものの個体が集まって、一つの「共同的な身体」のようなまとまり形成して、まるでひとつの生き物のように感じ、判断し、行動する。
それができたことが人間のきわだった特徴であったと。






2019年はそのところで平和に暮らす生活者が国家の悪事や、強い権力でその生活が脅かされることのないように祈ります。嘘や脅しはぐらかしの虚偽にまみれた政権を滅ぼし貧しい幼子が母のもとでのびのび暮らすことができる国と自治体を形作れるように一人ひとりが自分のいる所で是非を選択する行為が見られますように。
「あなたはきっと立ち直り悪に抵抗するひとになることができると信じています。」
日本国憲法のもと平和国家に繋がり人類が安らかに憩い暮らすのにふさわしい平和の創造に人々が増々増しくわえられますように。


 

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