2018年5月16日水曜日

庭の花が咲きだしました

大山の森から花帆ちゃんを見ていると区別がつかなくなる。

どちらが孫でどちらが娘だったのか。


















戦争前の暗い時代もきっと現在と区別のつかない似かよったものなのだろう。
  


加藤陽子 陸軍のスローガンに魅せられた国民より抜粋


当時の社会の中で軍部がどのように見られていたかということです。
まず、軍隊というものが、その物理的な圧力でもって政治に介入することは、立憲制がとられた世の中では不当なこと、正しくないことです。
しかし、ここが悩ましいところで、本来、政治に干渉してはいけない集団が、政治がなかなか実現できないような政策、しかも多くの人々の要求にかなっているように見えた政策を実現しようとした場合はどうなるか。



私は心を尽くして【主】に感謝します。
ヘブル語の心(「レーヴ」לֵב)は、どちらかといえば、理解力、洞察、悟りといった知性や意志の働きと強くかかわっています。「心を尽くす」とは、しなければならないからするといった義務からではなく、自ら進んでという自発性、主体性、自立性といった意味合いが含まれます。



だから憲法の個人として尊重されるとはひとりひとりの(判断)がとても大切になります。



陸軍省や参謀本部などの中央官庁の中堅として働く人々が多かった。その人々が作成した陸軍パンフレットの内容を少し紹介しておきましょう。
 


たたかひの定義として、たたかひは創造の父、文化の母である。とまあ、こう始まるわけです。いままでの統制派は、どちらかというと軍備増強のことばかり言っていて、帝国議会で軍事予算が通ればそれでいいとの態度をとっていました。

ここでちょつとスタンスを変えてくる。国防とは軍備増強だけではないといいはじめる。
国防は「国家生成発展の基本的活力」だと定義するのですね。

 




そして、いちばん大事なのは国民生活。「国民生活の安定を図るを要し、なかんずく、勤労民の生活保障、農山漁村の疲弊の救済は最も重要」と書く。




政友会の選挙スローガンなどに農民救済や国民保険や労働政策の項目がなかったのに対して、陸軍はすごいですよ。

たとえば、農民救済の項目では、義務教育費の国庫負担、肥料販売の国営、農産物価格の維持、耕作権などの借地権保護をめざすなどの項目が掲げられ、労働問題については、労働組合法の制定、適正な労働争議調停機関の設置などが掲げられていた。





1930年の産業別就業人口を見ますと、農業に従事する人は46.8%いました。国民の約半分が農民だったのですね。ですが、1928年から政党内閣のもとで行われた、25歳以上の男子に認められた、いわゆる普通選挙権によってなされた選挙は三回あったのですが、その農民が望んでいた政策は、普選を通じてもなかなか実現されなかった。

たとえば小作人の権利を保障する小作法などの法律は、すべての農民が望んでいたにもかかわらず、帝国議会を通過しない。





しかも、29年から始まった世界恐慌をきっかけとした恐慌は日本にも波及し、そのもっとも過酷な影響は農村に出たのです。そうした時、政友会も民政党も、農民の負債、借金に冷淡なのです。

このような時に、「農山漁村の疲弊の救済は最も重要な政策」と断言してくれる集団が軍部だったわけです。





戦争が始まれば、もちろん、こういった陸軍の描いた一見美しいスローガンは絵に描いた餅になるわけですし、農民や労働者の生活がまっさきに苦しくなるのですが、政治や社会を変革してくれる主体として陸軍に期待せざるをえない国民の目線は、確かにあったと思います。





庭の花が咲きだしました。
季節を待っていたかのように今年も変わらずにいます。



花の咲く大山リゾートの森で花帆ちゃんの映像をみると、出来事がよみがえってきます。



日本で過去にあった出来事が現在も繰り返しているように、
あの大戦をわたしたちは心をくして理解し、洞察し、悟るためにはそれぞれ一人ひとりの知性や意志の働きと強くかかわっています。

「心を尽くす」とは、しなければならないからするといった義務ではなくまさにわたしたちのための暮らしぶりそのものです。







雅子とふたり、大山のリゾートの森の中でひとりごを賜うほどに
世を愛される主を賛美します。



先日、サックスホン奏者のコンサートに出かけました。
伊勢賢治、東京都出身。2012年solo album togetherを発表。



サックス奏者はわたしたちはゴスペルクワイヤーのゴスペルとサックスのソロライブコンサートで、岸 義紘氏の吹くダニーボーイに感動したのが最初。





つぎにローズガーデンでサックス奏者坂本信文氏の酒と薔薇の日々やダニー・ボーイ You Raise Me Upを堪能した楽しい思い出に誘われて大山寺境内の燕で催されたコンサートに出かけた。





サックスホーンの感動が与えられた喜びに主に感謝して雅子と浸っています。











 

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