2011年12月19日月曜日

故郷











山部赤人がよんだ長歌が万葉集の巻六にのっている。 



やすみしし わご大君の 常宮と 仕へまつれる 雑賀野ゆ 


そがひに見ゆる沖つ島 清き渚に 風吹けば 白浪さわき 



潮干れば 玉藻刈りつつ 神代より 然そ貴き 玉津島山   



  つづく反歌 



沖つ島 荒磯の玉藻 潮干満ちて 隠ろひゆれば 思ほえむかも  



若の浦に 潮満ちくれば 潟を無み 芦辺をさして たづ鳴き波る







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